銀行株について

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こんにちは。大学生投資家の増配太郎です。

昨年、日銀はマイナス金利を解除しました。

今後も金利を段階的に引き上げることが予想されている中で、銀行株の収益性向上に期待している人は多いのではないでしょうか?

今回は、そんな「銀行株」について私が今後買っていきたい銘柄をまとめてみました。

※一個人の意見なので、投資の判断は自己責任でお願いしますm(_ _)m

「銀行株」を買うときは👇の3つの基本条件を意識しています。

メガバンク

海外に進出している

配当・配当性向が適正な水準である

以上、3つのことを意識してこの記事を読んでもらえると嬉しいです。

本題に入る前に

本題に入る前に、基本条件の説明だけしておきたいと思います。

メガバンクを選ぶ理由

銀行業は基本的に似たようなビジネス形態

人口減少とビジネスモデルの差別化の難しさから、規模の小さいものは淘汰されていくと考えられる

②ゼロ金利政策・マイナス金利政策など国内で稼ぐことが難しい状態が続いた

メガバンクは海外の銀行を買収するなど対策を講じ、着実に収益を上げてきた

⇨ リスクを分散しつつ安定した収益を確保

③人口減少の影響を受けづらい

⇨ 今後、日本国内の人口が減少しても、海外でも収益を上げられるので、地銀に比べて安定した利益を上げてくれることが期待できる

海外に進出することのメリット

①現地の政策金利が日本よりも高い(2025年現在)

⇨ 外国の通貨は円よりも金利が高い傾向にあるため、収益性が高くなる

②現地の取引先から情報を得られる

経済の先行きの見通しが立てやすくなる

③円安対策

⇨ 日本の国力・発言力などの観点から考えると、極端に円高になることは期待できない

配当・配当性向で見ておくポイント

【配当】

ⅰ. 直近10年間で減配をしていない

ⅱ. 増配をしている企業なら更に良い

【配当性向】👈純利益(税引後利益)の中から、配当金をどのくらい支払っているかの割合

  • 安定した収益を上げる成熟企業は40%〜60%程度の配当性向を設定することが多い
  • 東証上場企業の平均的な配当性向は30%前後で推移している

銀行業は比較的安定した収益を上げ、成熟した産業なので配当性向は50%程度で考えて良いと思います。

三菱UFJ FG(8306)

三菱UFJ FGは、日本最大の金融グループであり、三菱グループの中核を成す企業です。

この記事を読んでいる方の中にも、三菱UFJ FGを買っている人は多いはず。

三菱UFJ FGの強みについて、👇でまとめたいと思います。

①圧倒的な規模と安定性

⇨ 「世界の巨大銀行トップ50」において時価総額で13位にランクインしており日本勢の中ではダントツトップ(2024年10月4日時点の株価及び為替レート)

⇨ 規模の経済を活かし、安定した経営基盤を築いている

②グローバルなネットワークと国際業務に強み

アメリカ:モルガン・スタンレーとの戦略的提携

アジア:「第二のマザーマーケット」と位置付け、積極的な投資

⇨ ex. タイ-アユタヤ銀行/インドネシア-バンクダナモン/ベトナム-ヴィエティンバンク/フィリピン-セキュリティバンクなど

上記のような要因から、三菱UFJ FGの経営基盤は盤石ですが、株主還元の面からも非常に魅力的な会社です。

年度別に、一株配当・配当性向・自社株買い・総還元性向の数値を👇の表にまとめました。

年度一株配当配当性向自社株買い(億円)総還元性向
2015年1824.6490072
2016年1826.3200147.3
2017年1826.4217749.9
2018年1925.5201145.8
2019年2232.9161051.3
2020年256150070.5
2021年2541.30.1341.3
2022年2831.7158545.7
2023年3235.3450075.6
2024年4132.9400059.7

2015年度から累進的に配当を出していることがわかります。

2020年度はのれんの一括償却を行なったため、一時的に純利益が目減りしたものの、配当性向を高くし配当を維持したという点は、積極的な株主還元の姿勢の表れだと思います。

※また、2021年度以降、配当を維持しつつ配当性向を適正な水準に戻していることからも、業績の安定性が見られます。

増配太郎
増配太郎

圧倒的規模、グローバルなネットーワーク、積極的な株主還元どれをとっても日本屈指の優良企業であることは間違いないと思います。

三井住友 FG(8316)

三井住友FGは、SMBC・三井住友カード・日本総研など名だたる金融関係の企業を傘下にもつ、3台メガバンクの一角です。

三菱UFJ FGと同じく、三井住友 FGに投資している人は多いでしょう。

そんな三井住友 FGには、三菱UFG FGとは少し異なる強みがあるので、👇で詳しく解説していきます。

①効率的な経営

⇨ 2017年から業務効率化に注力し、RPAの導入によってわずか2年で約200万時間分の作業時間を削減

⇨ 【経費率】🥇三井住友FG(60.2%)1、🥈みずほFG(62.9%)2、🥉三菱UFJ FG(67%)3

※経費率とは収入に対する経費の割合で、「(経費÷収入)×100」という計算式で求められる。このため、経費率が低い=経営が効率的 と評価できる。

②多様な収入源とグループ総合力

⇨ クレジットカード、証券、リース、資産運用など多角的な事業展開により、収益源の分散化を実現

個人顧客向けデジタルサービス「オリーブ」やVポイントなどで顧客の囲い込み

  1. 参考:https://www.smfg.co.jp/investor/financial/latest_statement/2024_3/2024_fy_setumei.pdf ↩︎
  2. 参考:https://www.mizuho-fg.co.jp/investors/ir/briefing/pdf/20240520_1.pdf ↩︎
  3. 参考:https://www.mufg.jp/dam/ir/presentation/2024/pdf/slides240710_ja.pdf ↩︎

三井住友FGも、三菱UFJ FGと同じく、積極的な株主還元で有名です。

年度別の、一株配当・配当性向・自社株買い・総還元性向の数値は👇の通りです。

年度一株配当配当性向自社株買い(億円)総還元性向
2015年46.6726.21.6126.2
2016年5032.71.9132.7
2017年5029.9129.9
2018年56.6732.71.4232.7
2019年6034.670144.2
2020年63.3337100151.2
2021年63.3350.80.6150.8
2022年7040.70.7440.7
2023年8040.4138857.6
2024年9037.1211459.1

直近10年間を見てみても、減配などは行なっておらず、総還元性向の推移からも株主還元の意識の高さが見られます。

また、三井住友FGのホームページには👇の文言が記されています。

株主還元は、配当を基本に、機動的な自己株取得も実施してまいります。
配当は、累進的配当方針および配当性向40%を維持し、ボトムライン収益の成長を通じて増配を実現してまいります。

また、自己株取得は、資本の状況、業績動向、当社株価の水準、成長投資機会、資本効率向上等を考慮し、判断いたします。

引用:https://www.smfg.co.jp/investor/stock/dividend.html

増配太郎
増配太郎

ホームページにも記載されているように、累進配当方針(非減配)と配当性向40%が掲げられているので、今後の株主還元にも大いに期待して良いと思います。

まとめ

本記事を読んでいただき、本当にありがとうございます。

今回紹介した2つの銘柄は、いずれも有名な銘柄なので、保有している人は多いと思います。

メガバンクは業務が多岐にわたっていて、その全てをカバーできていない記事になってしまいましたが、少しでも参考になったら嬉しいです。

今後も、わかりやすく色々な記事をまとめていきたいと思うので、見ていただけると嬉しいです。

それではまた‼️

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